むち打ちでなぜ手がしびれるの?

本日から雪が降り始め、そうなると交通事故が多くなります。

中でもむち打ちは交通事故の症状で多いものですので今回取り上げます。

むち打ちで起きる症状として次ぎのものがあります。

・頭痛

・吐き気

・めまい

・手のしびれ

この中で「手のしびれ」は首と離れた場所に出る症状でイメージしにくいものです。

しびれの原因として

・神経性のもの

・血管性のもの

に分けられます。

まずは神経性のものから説明します。

1.交通事故で衝突すると首が前後に振られる。

2.振られた衝撃で首の靱帯(後縦靱帯、棘上靱帯)が損傷される。

3.安定させる役割の靱帯が損傷されると不安定となり、すべり症が起こる。

4.あるいは衝撃で椎間板に力がかかり椎間板症が起こる。

ここでポイントがありそれは首(頚椎)が損傷される時に痛めやすい場所あり、それが第5頚椎と第6頚椎ということです。

頚椎と頚椎の間の穴(椎間孔)からは腕や手の方へ行っている神経が出ています。

よって頚椎を痛めるとそこから出る神経が圧迫されて手のしびれが出てきます。

こういった症状には当院ではアクティベーターと器具で頚椎のズレを解消し、ニューラルマニュピレーションという手技で神経に対して治療します。

これらはどちらもソフトな治療で事故直後の敏感な首に対しては有効な治療法だと考えます。