むち打ちで手がしびれてきた

雪で道路状況が悪いこともあり交通事故で来院する方が増えています。

交通事故と言えば多いのが「むち打ち」です。

むち打ちになると首の痛みはもちろんのこと手がしびれてきます。

むち打ちでなぜ手がしびれる?

まずは下のイラストをご覧下さい

衝突したときに力のかかる順番を①から④まで表わしています。

最後の④は下からの突き上げがあって、頭がヘッドレストを飛び越えます。

(この現象をランピングと言います)

するとイラストからも分かるように頭が後ろに振られて首を痛めます。

首の骨は全部で7個あるのですが、構造上痛めやすいのは5番目と6番目です。

頭が振られると首を支える靱帯が傷んで不安定になり、頚椎が前にずれていきます。(すべり症

首の骨と骨の間からは神経が出ていて、痛めやすい5番6番目の頚椎から出た神経は腕や手の方へと行きます。

つまり

事故の衝撃→靱帯損傷→頚椎すべり症→神経圧迫→手のしびれ

という経路をたどります。

手全体がしびれる時は?

先ほど手がしびれる原因として神経が問題とご説明しましたが、しびれる原因はもう一つあります。

それは血行不良で起こるものです。

胸の辺りで腕に行く血管が圧迫され、「外傷性胸郭出口症候群(がいしょうせいきょうかくでぐちしょうこうぐん)」といいます。

この場合手というか腕全体がしびれてきます。

(頚椎の場合はエリアが決まっているので親指だけとか小指だけといった出方です。)

あまり頻度は多くありません。

まとめ

むち打ちになると第5・6頚椎が負傷しやすくそこから出る神経が手まで分布するためにしびれが起きます。

他の原因でも手のしびれは起きますが部分的にしびれるのが頚椎由来のしびれの特徴です。

首を振られた際に靱帯が傷つきますが、靱帯は再生しない為に周りの筋肉を鍛える事で症状を回復させます。

リハビリについては開始時期・方法・回数・間隔などが重要となりますので、しっかりとプランを立てて治療する必要があります。

 

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