痛みの中央化現象

坐骨神経痛は1メートルほどあり人間の体で最も長い神経です。

元々は腰椎と仙骨から出た神経が合わさって坐骨神経となり、お尻→太ももの裏→ふくらはぎやすね→足まで神経が行っています。

ひどい腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などでは坐骨神経に沿って痛みやしびれが出ます。

特に出やすいポイントは下のイラストの赤い○で囲んだ場所です。

しびれや痛みは腰やお尻から始まり重症化するほど下の方へと広がって行く傾向があります。

(当院でも重症度を判断したり、改善の度合いの目安としてこれを確認しています)

良くなってくると足が良くなり太もも、お尻と良くなり最後は腰が良くなります。

痛みが中央(腰)に集まってくるので、この現象の事を「痛みの中央化現象」と言います。