こむらがえり

こむらがえりの原因で多いのは水分不足やミネラルなどの電解質不足ですが、腰に病を抱えていても発症することがあります。

こむらがえりではふくらはぎ(腓腹筋)がつります。

筋肉には必ず神経が通っていて、腓腹筋の場合は脛骨神経(けいこつ)が支配しています。

この脛骨神経は坐骨神経痛から分岐した神経で、大元は腰神経や仙骨神経です。

したがって腰に問題があるとこむらがえりが起こることがあります。

腰の病で代表的なものが椎間板症(ヘルニア)か脊柱管狭窄症です。

こむらがえりが起こると、先ずは内科で芍薬甘草湯(ツムラの68番)を処方されると思います。

芍薬甘草湯は水分を体にため込む作用がありますので、水分不足によるこむらがえりの場合は効果が出ると思います。

ただ、しばらく服用してもこむらがえりが改善されない時には腰に原因があるかも知れません。

特に腰痛がある方はその可能性を考慮されると良いと思います。