マッケンジー体操が効かない椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの体操で有名なマッケンジー体操ですが、これが効かない場合があります。

1、内側型ヘルニア

ヘルニアには神経の内側に当たる場合と外側に当たる場合があります。通常ヘルニアは前かがみが痛くて反るのは大丈夫というパターンが多いのですが、内側型は反っても痛いです。

2、第5腰椎(L5)と第一仙骨(S1)でのヘルニア

L4/L5とL5/S1で起こることが多いのですが、L5/S1では構造上後ろに反っても痛いことがあります。

3、脊柱管狭窄症を併発している場合

具体的に多いパターンです。

・分離症から分離すべり症になり椎間板が引っ張られて亀裂が入りヘルニアを合併。すぐ上の椎間板に起こりやすいです。第五腰椎で起これば第4と第5の間の椎間板が影響を受けやすいです。

・若い時に椎間板を患い古傷としてあった所に加齢伴い脊柱管狭窄症を発症したケース。

4、シュモール結節

椎間板の中の髄核が腰椎(終板)を突き破って背骨の中に入ってしまったもの

この場合はマッケンジー体操は行わずにまた別の体操を行います。

これらは少し難しい症例です。ここに仙腸関節のハイパーモバイルというグラグラとした不安定さが加わる方もいます。仙腸関節は腰椎の土台となりますので、ここの不具合は腰椎へ対しても影響を及ぼします。

もう一つ重要な点として仙腸関節には人間がバランスを感じ取る位置感覚受容器の密集地帯であることです。ここが狂っていると体のバランスが崩れるのでこれを直す専用のアクティベーターという器具で調整をします。

ちなみにヘルニアはその飛び出し具合に痛みやしびれが比例する事が多いのですが、ものすごく飛び出た方がかえって治ることがあります。靭帯を突き破って脊髄が通る脊柱管に椎間板の髄核が飛び散ると体はそれを異物と判断して免疫系が働きます。マクロファージという細胞が飛び出た髄核をパクパク食べてくれてあんなに痛かったのになぜか痛くなくなったというのはたまにあります。

ただこれは数か月のスパンで起こるのでそれまでに痛みに耐えられない排尿や排便障害がある仕事や家庭の事情で早期に回復したいなどの場合は総合的に判断します。薬でしのぐのも一つですがこれも一長一短で、リリカは副作用として眠気がありますので、ドライバーなどは注意が必要です。個人差があり出ない人は全く出なかったり、ものすごく眠気に襲われる方もいるようです。またトラムセットは便秘が副作用として多いです。

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