肩甲骨の内側の痛み

本日の症例です。

少し前に寝違えてその後激痛は引いたものの、肩甲骨の内側に痛みが出てきたとの事でした。

肩甲骨の内側の痛みの場合、次の原因が考えらます。

1,肩甲骨の内側に付着する「菱形筋」の過緊張

2,肋骨と胸椎の関節である「肋椎関節」あるいは「肋横関節」の引っかかり(サブラクゼーション)

3,僧帽筋と菱形筋の間に走行している「肩甲背神経」を圧迫している

4,頚椎の問題から来る神経の痛み

検査の結果、頚椎に端を発した神経の問題で背中に痛みが出たと判断しました。

神経に問題があると、感覚と筋力が落ちます。また首の動きによって感覚が戻ったり、逆に鈍くなったりもします。

痛みの原因がそこにあるとは限りません。上半身は首から出る神経が、下半身は腰から出る神経が行っているので必ず首や腰の問診検査も行う必要があると考えています。