膝が伸びなくなるのはなぜ?

先日の症例です。

病院で「変形性膝関節症」と診断され当院に来院されています。

この方は膝を深く曲げるのはもちろん痛いのですが、その他に膝がまっすぐに伸びないという問題を抱えています。

変形性膝関節症ではこの「膝が伸びない」という症状が多く見られ、その原因の1つとして「関節包の拘縮」が考えられます。

関節包とは?

関節にはそこを覆っている膜があり、それを「関節包」と言います。

関節包は2層構造になっていて内側の「滑膜」(かつまく)からは「滑液」(かつえき)が作られて膝の軟骨を栄養したりして潤滑油の働きをします。

通常は3.5ccですが膝に炎症が起こると増えていき膝がパンパンに腫れます。

この状態を俗に「膝に水が溜まる」と言います。

膝の伸びと関節包の関係は?

関節包は膝全体をぐるっと覆っています。

途中の説明は難しくなるので割愛しますが、膝が悪くなると膝の後ろ側の関節包が伸びにくくなってきます。

これを「拘縮」と言い、肩など様々な関節で起きます。

また膝が伸びないという事は大げさに言えば常に空気椅子をしている状態ですので、筋肉が張ってきてそれがさらなる悪化を招きます。

「拘縮」を取るにはどうしたら良いの?

当院では「アクティブリリース」という手技を使って拘縮を徐々に取っていきます。

ただし拘縮は直ぐに取れるものではないのでご自宅でのリハビリも必要になってきます。

その場合は「ヒールスライド」という簡単で数分で終わる方法を毎日行って頂きます。

来院頻度は2~3週間に一度の経過観察とリハビリフォームのチェックになります。