久しぶりにスクワットをしたら膝が痛くなった・・・

先日の症例です。

普段は運動している方ですが、冬は寒いのでどこにも出かけずにいてこれではダメだという事で久しぶりにスクワットをされたそうです。

すると翌日から膝の外側が痛くなって歩くのも大変な位になってしまいました。

考えられるものは?

スクワットをして膝の外側が痛くなる場合は次の原因が考えられます。

1.外側半月板障害

太ももの骨とすねの骨の間にあるクッションの役割をする半月板が深くかがんだ際に、すこし傷つくことがあります。今回はフルスクワットで最後まで屈んだそうなのでこれは起きうると考えられます。

2.腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)

「腸脛靭帯」といって、腰骨から太ももの外側を通ってすねの骨の「ガーディー結節」という骨の出っ張ったところにくっ付きます。

足の曲げ伸ばしで太ももの骨の出っ張ったところ(大腿骨外か)にこすれて、それが繰り返されることで炎症が起きます。

ランナーに多いことから別名「ランナーズニー」と呼ばれます。(ニーとは膝の意味です。)

治療法は?

まずはスクワットを中止し、治療は次の様な内容で行います。

1.アイシングの指導

炎症とは言わば火事が起こっているようなもので、まずは鎮火作業をしなければなりません。

その際に正しい方法でアイシングを指導いたします。

2.鍼治療で白血球から壊れた組織を食べてもらいます。

鎮火して焼け残ったがれきを掃除しなければ新しい家が建てられません。

その撤去作業を行ってくれるのが血液の中にいる「白血球」です。

この作業のことを貪食(どんしょく)と言い、鍼をして血液の供給が増えるとそれだけ白血球も集まり、早く撤去作業が終わります。

3.骨盤調整

腸脛靭帯は骨盤からすねの骨についていて、骨盤が歪んでいると腸脛靭帯にかかるテンションも変わります。

当院では骨盤を調整するのに「SOTブロック」という道具を用いてソフトに行います。

4.AT mini

微弱電流という感じないくらいの弱い電気をかけることで組織の回復が早まります。

ねんざなど炎症が起こっている場所にパッドを貼ってそのまま寝ます。

当院では必要な患者さんにこれを貸与しています。

5.インソール

ふとももの骨とすねの骨はまっすぐではなく少し角度がついていて、この角度がややO脚気味になると外側にテンションがかかり腸脛靭帯炎になりやすくなります。

これを防ぐようなインソールの入れ方をご指導いたします。