猫背と頭痛の関係

猫背になるとそのままだと頭は下を向き、そのままだと具合が悪いので頭を上げる事で補正しようとします。

頭を上げるのは何かというと筋肉です。

特に負担がかかるのが、後頭下筋群と呼ばれる一番深層にある筋肉です。

大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つを合わせて後頭下筋群といいます。

これらの筋肉で隙間を作り、後頭下三角(斜線で囲んだ部分です)といいここに脳へ行く椎骨動脈と頭半棘筋などへ行く後頭下神経(第一頚神経の後枝で100%運動枝)がいます。

後頭下筋群が収縮すると①脳へ行く血流が不足し虚血による頭痛と、②後頭下神経が圧迫されることで頭半棘筋などが収縮し頭へ抜ける大後頭神経を圧迫されることでも頭痛が発生します。

この大後頭神経は頭のてっぺんあたりで眼の方から来る三叉神経とくっつきます。ですので眼の奥や周りが痛くなる方もいます。