自律神経の乱れ

すっかり暖かくなり、春の訪れを感じさせ過ごしやすくなってきました。

しかしこの季節の変わり目に注意したいのが自律神経の乱れです。

一年の内に2回乱れやすい時期があり、それが3月と10月です。

特に3月末から4月頭にかけては年度末や年度初めでもあり、仕事の異動や引っ越し、学生だと卒業や入学で環境が変わりやすい時期なので乱れる方が多くなります。

自律神経が乱れると体に以下のような症状が現れます。

1、光がまぶしく感じる。 カメラのしぼり機能にあたる瞳孔を調節している筋肉(瞳孔散大筋と瞳孔括約筋)は交感神経と副交感神経が行います。この調節がうまくいかず、夜対向車のヘッドライトがまぶしく感じたり、人によっては夜でもサングラスをしないと辛いという事もあります。(たいていは瞳孔が開きっ放しになります。)

2、手足に汗をかく 汗腺をコントロールしているのは交感神経ですので、交感神経優位な状態にあると手足がジトっと湿ってきます。緊張すると手に汗を握るのはこの為です。

3、咽頭異物感 いわゆるえへん虫をよくします。

4、早朝覚醒 朝4時~5時頃に目を覚ましてしまいます。不眠にも寝つきが悪いタイプ、途中で起きてしまうタイプ、朝早く起きてしまうタイプとがあります。

当院においても最近自律神経が乱れている方が最近多くなってきたと感じています。

心身相関という言葉があります。

これは心の状態が体へ痛みなどの不調へ繋がったり、また逆も然りでお互いが関係しあっているという事です。

痛いと気分が落ち込む経験は誰しもあると思います。

当院では主に痛みに対して治療致しますが、必要に応じて頭蓋骨をソフトに調整するクラニオセイクラルセラピーなどで自律神経の治療も取り入れてなるべく根本治癒を目指します。