むち打ち損傷 靱帯損傷

むち打ち損傷では首が前後に振られた際に靱帯が損傷することがあります。

特に多いのが頚椎の前方にある「前縦靱帯」と後方にある「後縦靱帯」、さらに背骨のとげとげの部分に縦に張っている「棘上靱帯」です。

靱帯は骨と骨をつなぐバンドの様な役割があるので、靱帯が損傷されるとぐらぐらと不安定になります、これを「すべり症」と言います。

頚椎がずれるとその中を通る脊髄神経にも影響が出て、頚部の痛みや手のしびれなどが出ることがあります。

上図にも示しているように、7つある頚椎の中で5番目と6番目の頚椎が特に傷害されます。

ここから出る神経は肩周りや腕の方を支配しているので、むち打ち損傷では手のしびれが起きやすくなります。