顎が痛くなるのはなぜ?

先日来院された方の症例です。

顎の痛みの多くは顎の間にある「関節円板」と呼ばれるクッションが関節内で引っかかって起きます。

顎の構造はどうなっている?

顎関節は次のものから構成されます。

1.下顎骨(かがくこつ)

2.側頭骨

3.関節円板

1と2が凸と凹になっていて、間にクッションの役目を果たす3があります。

どうしてクッションが引っかかるの?

通常の状態では奥歯は接しておらず3㎜ほどの隙間があります。(レスティングスペース)

また下顎骨には咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれるものを噛む時の筋肉がくっついています。

ガムをいつも噛んでいたり、固いせんべいが好きで食べているなどの物理的に顎をたくさん使う方はもちろんのこと、ストレスなどで食いしばりが強く歯ぎしりをする方にも多く見られます。

咀嚼筋が収縮すると顎関節の間が狭まり、クッションは潰れていびつな形になり、口を開けたときに引っかかり痛みが出ます。

この症状を「顎関節症」と言います。

どうやって治療するの?

当院では次の様に治療します。

1.アクチベーターという調整器具を使ってクッションの位置を戻します。

2.咀嚼筋に対して鍼治療を行い、顎関節症で最も大事な「外側翼突筋」という筋肉を口の中からマッサージをします。(口の中からしか触れることはできません。)

3.筋肉には必ず神経が通っています。咀嚼筋は脳神経の三叉神経という神経が支配しています。

この三叉神経は脳から出て顎までの間で神経が圧迫される事があります。

これに対して頭蓋骨を調整する「クラニオセイクラルセラピー」で位置を調整します。